こんにちは。サイト運営者のちびくまです。
パスタ、うどん、ラーメン、ハンバーガー、カレーライス・・・
これらには共通点があります。さて、何でしょう?
という冗談は置いといて、これらは全てグルテンを含むメニューなんです。
「グルテンフリー」、最近巷でよく聞くようになりましたが、いまいち何のことだかわからない人も多いはず。僕もその一人でした。ただ、グルテンが皮膚トラブルを引き起こしてる可能性があることを知り、実際にここ数年ずっと皮膚疾患を患っている自分としては藁にもすがる思いでグルテンについて調べようと思い、今回まとめてみることにしたんです。
先ほど例に挙げたパスタ、うどん、ラーメン、ハンバーガー、カレーライス・・・大人子供問わず、好きな方は多いですよね。
でも、それらの食事に含まれる小麦を摂取することで脳や腸に炎症を引き起こし、体の不調の原因となることが近年の研究からわかってきました。
なので、今回は「脱小麦する方法」についても解説していきます。脱小麦にチャレンジしてみたい!という方は、是非参考にしてみて下さい。
✔️ なぜ小麦は良くないの?
✔️ 脱小麦生活の実践方法と 3 つのコツ
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目次
なぜ小麦は良くないのか?
皆さんの中に、昔に比べて朝起きるのが辛い、肌荒れが酷い、女性であれば生理不順や生理痛が辛い・・・なんて方はいないでしょうか。実はその原因は、皆さんが普段よく食べている小麦にあるかもしれません。具体的に言うと、小麦の中に含まれる「グルテン」が体の中で悪さをしている恐れがあるんです。
まず小麦には、パンをモチモチにしたり、うどんのコシにもなったりする "グルテン" というタンパク質が含まれています。そのグルテンを構成する "グリアジン" という物質が体内で「アレルギー反応」「エラーや炎症」を引き起こすことが分かってきました。つまり、小麦を食べることであなたの体に不調をもたらしている恐れがあるんです。
とは言っても「私は小麦アレルギーじゃないから大丈夫!」と思う方もいらっしゃいますよね。
しかし、小麦アレルギーではなくとも、小麦の中のグルテンの消化・吸収がうまくいかないグルテン不耐症の人が実は日本にたくさんいると言われているんです。なぜなら、もとから遺伝的にグルテン不耐症の人もいるのですが、遺伝がなくてもラーメン、ピザ、うどん、ケーキなどの小麦食品を大量に食べることでグルテンに過敏に反応する身体になってしまうケースがあるから。
子供の頃は全く問題なくても、小麦食品を摂取することで大人になってから体に不調を引き起こしてしまう可能性が出てくるんです。
実際に小麦製品を一定期間(数週間)抜くだけで、便秘・下痢・吐き気など消化器系の不調を訴えていた患者さんが快復したり、ADHD・学習障害などの悩みを持っていた患者さんが驚くほど楽になったりといった結果も出ています。
では、実際にどんな仕組みでそのような問題が引き起こされるのかをみていきましょう。
小麦が引き起こす問題とは?
小麦を食べることで起こる大きな問題を 2 つ紹介します。
リーキーガット
リーキーガットとは、日本語で腸漏れを意味します。腸漏れとはどういうことかというと、腸の粘膜の細胞が傷ついて炎症を引き起こし、腸の壁にごく微細な穴が開いた状態になってしまうことです。そうなると、細菌・毒素・未消化の食べ物などが血管に漏れ出てしまい、炎症や食物アレルギーの引き金になってしまいます。
小麦を食べると、このリーキーガットになる可能性があるんです。
そして、この腸漏れが続くとどうなるかと言うと、毒素が全身に周ってより様々な問題を引き起こすようになります。例えば、以下のような問題です。
- アレルギー反応が出る
- 疲労を感じやすくなる
- 認知機能の低下
- アトピー性皮膚炎の発症
さらにこの腸漏れは、2 つ目の問題である "副腎疲労" をも引き起こします。
副腎疲労
副腎疲労とは、炎症を抑えるための物質であるコルチゾールが分泌され続けることによって引き起こされます。
そもそも副腎とは何かというと、人間の身体の中で 50 種類以上のホルモンを分泌している臓器です。ここから分泌されるコルチゾールが、炎症を抑える働きを持っています。しかし、腸漏れが起きると体のいたる所で炎症が発生してしまい、副腎の働きが過剰になって疲れてしまいます。これが副腎疲労です。
副腎疲労が起こるとどうなるのかというと、以下のような症状が発現します。
STAGE1:
- お腹がでる
- 顔が浮腫む
- 高血圧
- 高血糖
- 脂質異常
- 抑うつ状態
その後も進行が進むと、炎症を抑えるコルチゾールがついには分泌されなくなり、炎症を抑えきれなくなります。すると、以下のような症状に苦しむことになります。
STAGE FAILURE:
- 疲れやすい
- 酷い倦怠感
- 脱力感
- 激しい便秘や腹痛
- 吐き気
- 皮膚炎
加えて、冷え性・便秘・妊娠への影響・性欲低下・生理不順などへの影響も出てきます。
このように、慢性的な小麦の摂取によって体に様々な問題を引き起こす恐れがあるのです。
それでは「このような体の不調に悩まされないように小麦を控えよう!」と思った場合、どうやって小麦のない生活を実践していけば良いのでしょうか?
脱小麦する方法
今まで当たり前に小麦を食べていた人が突然小麦を断つというのは、なかなか難しいことです。
そこで、まずは 3 週間小麦を食べない生活 (脱小麦生活) をすることをおすすめします。脱小麦生活をすることで体が楽になり、抱えていた症状がよくなっていくと考えられているからです。具体的には、パン・ケーキ・麺類・粉物・醤油などを断っていきます。
「いやいや、3 週間も小麦を抜くのは難しいよ。それに醤油もだなんて、、、」という方へ、脱小麦を無理なく続けるコツをご紹介しますね。
コツ1:主食の大きい小麦だけを抜く
3 週間小麦を全く食べないという完璧主義を一旦捨てて、主食となる大きい小麦や洋菓子だけを抜くようにしてみましょう。なのでこの場合、天ぷらの衣や醤油などは食べても OK にします。
コツ2:好きな食べ物は代用する
例えばパンが好きな方は、米粉や大豆粉で作られたパンを食べたり、他にもグルテンフリーのパスタ・米粉や大豆粉で作られたケーキミックスを使用するなど、グルテンフリーの商品で代用することを取り入れてみましょう。
コツ3:平日だけ脱小麦する
どうしても 3 週間脱小麦生活をするのは厳しい!という場合は、平日だけ脱小麦して、休日は小麦の摂取を OK とする生活にしてみましょう。
このように、摂取する小麦の量を今の生活から少し減らすだけでも効果があると言われています。ですので、自分の取り組みやすいように曜日で区切るのも一つの手です。
僕のグルテンフリー生活
ちなみに著者である僕も、今現在 3 週間の脱小麦生活を実践中です。
先ほど述べた 3 つのコツを取り入れながら、無理のない範囲で小麦摂取量を抑えています。
個人的なおすすめ食材を挙げておくと、ライスヌードルが最強なのでオススメです。
↓↓↓こういうやつ↓↓↓
ライスヌードルとは、よくベトナム料理のフォーに入っているあの麺です。
米粉とタピオカ粉で作られているので、小麦を一切含みません。
中華スープに入れればラーメン風に、ちゃんぽんスープに入れればちゃんぽん風に、お出汁に入れればうどん風に・・・
どんな味でも美味しく食べられるので、マジで最強です。
大抵のスーパーで売っているので、ぜひあなたも試してみてください。
まとめ
・小麦の中のグルテンが悪さをする
・リーキーガットにより炎症やアレルギー症状が発生
・副腎疲労によりさらに深刻な症状も
・小麦摂取量を減らせば症状が改善する可能性アリ
■脱小麦生活の実践方法〜3つのコツ〜
・主食の大きい小麦だけを抜く
・好きな食べ物は代用する
・平日だけ脱小麦する
いかがだったでしょうか?
少なくともこの記事をまとめた僕は衝撃を受けました。これまで大好きでいっぱい食べていた小麦。その小麦が自分自身の体にこんなにも悪影響を引き起こしていたとは、、、
もしあなたが原因不明の体の不調に悩まされているのであれば、ぜひグルテンフリー生活を試してみると良いと思います。3 週間だけ脱小麦を実践してみて体調に変化があれば、きっとその不調の原因は小麦に隠されているのかもしれません。
ぜひ、今回お伝えしたグルテンフリー実践の 3 つのコツを参考にして、無理なく脱小麦にチャレンジしてみてくださいね。