こんにちは。サイト運営者のおちびです。
みなさん、神社にお参りに行くことはありますか?
普段は行かないけれど、お正月の初詣だけは欠かさず行くという方も多いのではないでしょうか。
日本人には馴染み深い神社ですが、「神社ごとにどんな違いがあるのか?」「どんな神様が祀られているのか?」をきちんと理解できている方は案外少ないかもしれません。
今回は、実はよく知らなかった!神社の社号と祀られている神様の種類についてご紹介します。
目次
神社の種類
一口に神社と言っても「〇〇神宮」や「〇〇大社」など色々な名前の神社がありますよね。
参拝をするときに神社の種類を気にすることは少ないかもしれませんが、神社には社号 (しゃごう) と呼ばれる称号があり、それぞれ違った意味を持っているんです。
ここでは、6 種類の社号について取り上げます。
・宮
・大神宮
・大社
・神社
・社
神宮
神宮とは、三重県にある伊勢神宮の正式名称です。
神宮には、天皇のご先祖様である天照大神(アマテラスオオミカミ)や衣食住の神である豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)などが祀られています。
本来は「神宮」の二文字だけで三重の伊勢神宮を指す言葉なのですが、他の神宮と区別するため一般的には「伊勢神宮」と呼ばれます。また、今では神社の中でも特に皇室の祖先神とされる柱や天皇などを祀っている場合に「神宮」という社号が使われるようにもなっています。
伊勢神宮(三重県)・ 鹿島神宮(茨城県)・ 香取神宮(千葉県)の 3 つが日本三大神宮として知られていますね。
✔️ 明治神宮(東京都渋谷区)
✔️ 熱田神宮(愛知県名古屋市)
✔️ 平安神宮(京都府京都市) など
宮
宮は、神宮の次に格式の高い社号です。
神宮が天皇や皇室の祖先神を祀っているのに対し、宮は天皇や皇室に深い関わりのある人物を祀っていることが多いです。
✔️ 香椎宮(福岡県福岡市) など
大神宮
大神宮は、東京大神宮を指します。
東京大神宮には伊勢神宮の遥拝殿※があり「東京のお伊勢様」とも呼ばれています。
※遥拝殿 ・・・ 本来なら伊勢神宮を参拝するところを、それは遠すぎるということで別の場所にも同じ神様を祀り、現地を参拝したのと同じ扱いとする建物のこと
大社
大社は、かつては島根県の出雲大社のみを指していました。出雲大社の正しい読み方は「いづもおおやしろ」です。
現在では、規模の大きな総本社である神社に大社という社号が使われています。
✔️ 伏見稲荷大社(京都府京都市) など
神社
神社は、最も一般的な社号です。日本全国にある数多くの神社のほどんどに、この社号がついています。
なお、日常会話で使う「神社」は、神道の神を祀り参拝のための施設を有する建物のことを総称した言葉です。
✔️ 箱根神社(神奈川県足柄下郡)
✔️ 生田神社(兵庫県神戸市)
✔️ 厳島神社(広島県廿日市市)など
社
社は、神社の中でも最も規模の小さい社号です。
敷地がなく、祭壇のみ祀られているようなイメージです。
日本に神社はどのくらいある?
八百万の神々
日本には「八百万(やおよろず)の神々」が祀られていると言われています。
八百万(やおよろず)とは「非常に多くの」「無数の」という意味をあらわす言葉です。
実際、文部科学省の資料では日本全国に約 8 万 5 千の神社があるとされていて、登録されていない数万の小神社を含めると日本各地には 10 万社を超える神社が存在しているということになります。
神様のことをもっと知ろう!
八百万といわれる通り、神様の種類も実はとても多いんです。
ここでは、神様を大きく 4 つに分類してみていきましょう。
神話系の神様
「古事記」や「日本書紀」に登場する個性的な神様です。
アマテラスオオミカミやスサノオノミコトなどは、誰もが聞いたことのある名前ですよね。神話に登場する全ての神にはご神徳があるとされています。
自然に由来する神様
日本では自然そのものを神として祀ることも多いです。
山、川、海、樹木、岩石のほか、雨、雷、風などの自然現象を神様とすることもあります。
外国から来た神様
中国やインドなど、外国から渡来した神様もいます。
有名なのが「七福神」ですね。布袋や福禄寿は中国から伝わった神様、弁財天や大黒天はインドのヒンドゥー教から伝わった神様です。
実在した人間を神格化した神様
歴史上で大きな功績を残したり、学問などで名を轟かせた人物が神格化して祀られ、神様となるケースもあります。
菅原道真は、学問の神様としてあまりにも有名ですね。
まとめ
✔️ 日本には八百万の神々がいる
✔️ あらゆる人物・現象が神様として祀られている
・神話に登場する神様
・自然由来の神様
・外国から来た神様
・実在した人間を神格化した神様