【過去問から分析】ここだけは押さえたい!メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の頻出ポイント⑦

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ここだけは押さえたい!メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種 頻出ポイント


テキストを買ったけど、全然読む気が起きない・・・
勉強しているけど、情報量が多すぎて頭に入らない・・・


そんな、勉強に行き詰まっているあなたへ。

今回は、メンタルヘルス・マネジメント検定 Ⅱ 種 (ラインケアコース) に独学で合格した私が、ここだけは押さえたい!頻出内容&ポイント箇所についてお伝えします。

覚えやすいよう画像も交えて解説しますので、ぜひ何度も目を通して知識のインプットにお役立てください。


第 7 章の内容

Ⅱ 種 (ラインケアコース) の第 7 章は、「心の健康問題をもつ復職者への支援の方法」という題目です。

主に、以下の内容が出題されます。

 

  • 休業した労働者の職場復帰支援
  • 管理監督者による職場復帰支援のポイント ・・・など

     

ここからは、テキストの項目に沿ってそれぞれ「ここだけは押さえたい」ポイントをまとめていきます。


必ず押さえる!頻出内容

休業した労働者の職場復帰支援

ここでは、職場復帰支援の基本的な流れについて理解しておきましょう。

 

考え方

こころの健康問題で休職することは、労働者にとって不安の大きい出来事です。
「本当に治るのか」、「以前のように仕事ができるのか」など、病気だけでなく職場復帰に対しても不安を抱いています。

そのような不安に対して、管理監督者からのサポートはとても大切です。
労働者の不安を払拭できれば、治療にも良い影響がもたらされ、早期の職場復帰も可能となるかもしれません。

精神疾患の場合、完全に回復して職場復帰することはあまり多くないため、復帰後のケアが再発防止のポイントとなります。
復帰後の職場環境を調整することは、不安を抱える労働者を支えるだけでなく職場にとっても人に寄り添う風土を醸成するきっかけになり、労働者の安心感や職場へのコミットメントを高めることにもつながります。


基本の流れ

2004 年 10 月、厚生労働省が「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」を発表しました。(2009 年 3 月改訂)
事業場での職場復帰支援に際しては、この手引きを参考に支援プログラムや各種ルールを策定するよう求められています。

職場復帰支援の手引きは 5 つのステップで構成されていますが、これらのステップはそれぞれが完全に独立しているわけではありません。
いくつかのステップをまとめたり、状況に合わせて再構成したりするのが望ましいとされています。

ポイント画像7-1
ポイント画像7-2


管理監督者による職場復帰支援のポイント

ここでは、職場復帰支援の流れに沿って、具体的な支援内容とそのポイントを押さえます。
先ほど挙げた 5 つのステップをより細かく見ていきましょう。

 

第 1 ステップ

第 1 ステップは、病気休業開始および休業中のケアです。

職場復帰支援と聞くと「病気が完治してから考え始めれば良い」「復職診断書が出されてから開始すれば良い」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
支援は、休業の判断がなされた時から開始するのが望ましいとされています。


休業中のケアは管理監督者だけが行うのではなく、産業保健スタッフと相談しながら検討していくことが大切です。
なぜなら、管理監督者だけでは適切なケアの方法が判断できない恐れもあるためです。

また、主治医との連携をとることも重要です。
労働者本人の了承を得たうえで、休業中どのくらいの頻度で労働者と連絡をとったら良いかなど、ケアについての主治医の意見を聴くことも考慮します。

第 2 ステップ

第 2 ステップは、主治医による職場復帰可能の判断です。

症状が改善すると、労働者は復職希望の旨を管理監督者へ伝えます。
管理監督者は、労働者に主治医からの復職診断書を提出するよう伝え、職場復帰支援のための面談をセッティングします。

復職診断書には、就業上の配慮事項についても可能なかぎり具体的に書いてもらうのが望ましいです。


第 3 ステップ

第 3 ステップは、職場復帰の可否の判断および職場復帰支援プランの作成です。

第 2 ステップでは主治医の職場復帰の判断により復職診断書が書かれましたが、それだけで職場復帰を決定するのは好ましくありません。
主治医の判断は主に症状の回復を見て行われており、業務遂行能力や職場環境への適応能力については考慮されていないことがあるからです。
また、労働者本人が「早く職場に戻らなくては」と焦っていたり、家族からの希望があって復職を望んでいるケースもあります。

職場復帰の可否については、症状の評価のみならず、職場環境の評価との組み合わせで判断する必要があるのです。

診断書に記載されている情報だけでは職場復帰支援を十分に行えない場合、産業医などは労働者の同意を得たうえで、必要な内容について主治医からの情報や意見を積極的に収集します。この際には、「職場復帰支援に関する情報提供依頼書」などを用いることが効果的です。


▼職場復帰支援に関する情報提供依頼書 見本

ポイント画像2
引用:厚生労働省


第 4 ステップ

第 4 ステップは、最終的な職場復帰の決定です。

職場復帰可能の判断と職場復帰プランでまとめられた内容は、文書や産業医の意見書として取りまとめられて、事業者による最終的な職場復帰の判断へとつながります。

職場復帰を最終的に判断するのは、事業者の役目です。

就業上の配慮については主治医も知っておくべき内容なので、その情報を労働者を通じて主治医へ伝えておくと良いとされています。

第 5 ステップ

第 5 ステップは、職場復帰後のフォローアップです。

「職場復帰をしたら支援は終わり」ではなく、その後も継続的にフォローを行っていきます。
精神疾患の中にはどうしても再発を防げないケースもあるためです。

フォローアップの際は、復職後の通院の様子、症状の再燃の有無、業務遂行能力や勤務の状況、意見書で示された就業上の配慮の実施状況などについてチェックし、何か問題があれば迅速に対応することが大切です。


おわりに

今回は、第 7 章「心の健康問題をもつ復職者への支援の方法」の中からポイントをまとめてお伝えしました。

これで、ラインケアコースの全 7 章が終了です!
今までの学習、たいへんお疲れ様でした。

今回までにお伝えしてきた内容は、出題範囲の中から特に頻出する箇所だけをピックアップし、かんたんにまとめたものです。
まだまだ記載しきれなかった内容はたくさんありますが、ここまでお読みいただいた方は、少しメンタルヘルス・マネジメントについての理解が深まったのではと思います。

ぜひ、試験当日までに何度も読み返し、知識の落とし込みを行っていってください。


それでは、合格目指して頑張りましょう!

 

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