こんにちは! おちびです。
食材の保管方法って、なんとなくで決めていませんか?
わたしたち ちびくまカップル も何気なく冷蔵庫に入れたり外に出したりしていたのですが、
先日、野菜を腐らせてしまったことをキッカケに『食材の正しい保管方法』が気になりいろいろ調べてみたんです。
すると「今まで適当に袋に入れて冷蔵庫にしまっていたけれど、よくよく調べたら間違っていた」と気づくことがたくさんあったんです!
ということで今回は
案外知らない!? 意外な 食材の正しい保管方法 【野菜編】をまとめてご紹介します!
目次
知っておきたい!野菜を保管する際のポイント
保管方法の前に、まずはお野菜の保管におけるポイントを押さえておきましょう。
●ポイントその 1 💡 お野菜ごとに適した環境で保管!
お野菜は、収穫された後も生きています。呼吸をしています。
そのため、育った環境に近い状態で保管することが大切です。
●ポイントその 2 💡 呼吸を抑える!
お野菜は収穫後も生きているとお伝えしましたが、呼吸するために栄養を使ってしまうんです。
栄養分や甘味・旨味が損なわれないよう、袋に入れて空気を抜いたり、しっかり封をして保管することが大切です。
そもそも保管方法はどんなのがある?
お野菜は、その 85 〜 95 % が水分であり、品質を保ちながら保管することはむずかしいもの。
そのため、それぞれのお野菜の特徴を知って正しく保管することが大切です!
まずは、保管方法を大きく 4 つに分けて見ていきましょう!
常温保存
低温や湿度に弱い野菜(主に根菜類)は、常温保存が向いています。
ただ常温の場所に置いておくだけでなく、新聞紙に包んだり、カゴやネットに入れて保管すると、より長持ちします。
冷蔵保存(野菜室)
野菜室は、野菜の保存に最適な環境を整えた場所。
通常の冷蔵室より温度・湿度ともに高く設定されており、温度はおおよそ 3 〜 8 ℃ です。
冷蔵室に比べて湿度が高いのは、野菜の乾燥を防ぐため。
多くのお野菜は、この野菜室に入れることになります。
冷蔵保存(通常の冷蔵室)
通常の冷蔵室は、おおよそ 2 〜 6 ℃ 。野菜室より涼しい環境です。
湿気に弱い葉物野菜などは、野菜室ではなく通常の冷蔵室に入れることもあります。
冷凍保存
使い切れない分を保存したり、事前にカットして適宜使えるよう保管したい場合は冷凍保存がベスト。
冷凍庫は - 18 ℃ 以下になるよう設定されています。
お野菜別 保管方法
それでは、具体的にどのように保管していったら良いのか、お野菜ごとに見ていきましょう!
玉ねぎ
玉ねぎは、他のお野菜と比べても長持ちするので
一人暮らしの方や同棲カップルの方は重宝するお野菜ですよね♬
そんな玉ねぎも、正しい保管をすればより長く新鮮に保つことができそうです!
玉ねぎの保管方法ですが、基本は常温保存!
冷蔵庫に入れなくて OK なんです。
なぜかというと、玉ねぎは湿度に弱いから。
日が当たらず、風通しの良い場所に保管するのがベストです。
さらに長持ちさせたい場合は、玉ねぎを 1 個ずつ新聞紙で包んで保管します。
新聞紙が湿気を吸い取ってくれる役目を果たすんですね。
ただし、カットした玉ねぎの場合はラップで包んで冷蔵庫へ入れましょう!
また、蒸した夏場なども、冷蔵庫に入れた方が良いようです。
にんじん
こちらも、出番の多いお野菜ですよね!
にんじんは、水分も乾燥も苦手なちょっぴり困ったちゃんです。
ついつい買った時の袋のまま冷蔵庫に入れてしまいがちですが
水分から守るためには袋から出し、新聞紙やペーパータオルで包んで、冷蔵庫に入れましょう。
また、「にんじんは立てて保管すると良い」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
これは、にんじんが育った土の中の環境になるべく近い状態で保存するのが、新鮮さを保つ上で大事だからです。
これらの保管方法を守れば 2 週間保存が可能です!
大根
大根を 1 本まるごと買ってきた時は、保管に少しの工夫が必要!
野菜は収穫した後も成長しようとするため、水分や栄養分が葉に吸い取られてしまい身がしなびる原因となるんです⚠️
そのため、まずは葉の部分と身の部分を切り分けましょう。
葉の根元ギリギリのところでカットし、葉っぱはビニール袋などに入れて冷蔵室にしまいます。
身の部分は 3 等分にカットしてからキッチンペーパーなどに包み、野菜室で保存します。
1 / 2 カットなどすでに切られている大根を買った場合は、切り口から水分が奪われないようラップでしっかりと包み、その上からビニール袋などに入れて野菜室で保存しましょう。
このように一手間加えれば、1 〜 2 週間ほどもちますよ!
じゃがいも
じゃがいもは、夏場以外は常温で OK です。
湿度があると腐りやすくなるため、新聞紙に包んで風通しの良い冷暗所に置いておくのがベスト。
1 個 1 個包むのが面倒であれば、何個かまとめて包むのでも OK !
新聞紙が湿ってきたら、新聞紙を交換しましょう。
ちなみに夏場は、同じように新聞紙で包んでから野菜室で保存してくださいね。
じゃがいもの保管で気になることといえば、芽 ですよね。
直射日光を浴びるとじゃがいもが成長してしまい、芽が生えやすくなります。
だから冷暗所に保管するのが大切なんですね〜。
もしも芽が生えてきてしまったら、早めに消費しちゃいましょう!
季節にもよりますが、じゃがいもは 1 〜 3 ヶ月保管ができます。
レタス
レタスは特に水分量が多く鮮度の落ちやすいお野菜。
保管の 1 番のポイントは乾燥させないこと!です。
乾燥させないためには、切ったりちぎったりせず玉のまま保管することが大切。
その際、外側の葉はちぎらずそのまま残しておきます。
湿らせたキッチンペーパーなどで包んでからビニール袋に入れ、野菜室に保管しましょう。
キャベツ
キャベツは、低温保存が適しています。
冬場は常温でも OK ですが、基本は野菜室に保管するようにしましょう。
1 玉で買ってきた時は、まずはじめに包丁で芯をくり抜きます。
なぜなら、芯がある状態で保管していると、キャベツが成長しようとするため葉の栄養分がどんどん吸収されていってしまうから!
せっかくのお野菜の栄養が食べる頃にはすっからかん…なんて悲しいですよね。
少し手間な作業ではありますが、美味しさ長持ちのため必要な行程です。
次に、芯をくり抜いたくぼみの部分に湿らせたキッチンペーパーを詰めます。
そしてキャベツ全体を湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包み、ビニール袋などに入れて軽く結んで野菜室に入れます。
1 / 2 カットなどすでに切られた状態のものでも、同じように最初に芯を取りましょう。
こうして保管すれば、2 週間 ~ 1 ヶ月保管することが可能です!
きゅうり
お野菜の中でも価格が安く、特に夏は大活躍のきゅうり。
きゅうりは熱にも水にも弱い野菜なので長期保存は難しいですが、美味しさを損なわないためにも工夫が必要です。
まず、表面に水分が付いたまま保管するとすぐに傷んでしまうので、水分はしっかり拭っておきましょう。
ラップやビニール袋に入れて、野菜室に保管します。
可能であれば、立てて保存するとより長持ちします。
保存できる期間は約 4 〜 5 日です。
トマト
トマトは、青いものと赤いもので保存方法が変わります。
まだ青っぽいトマトの場合は、常温で置いておくことで追熟が進み、実が赤くなっていきます。
ビニール袋に入れた状態で直射日光の当たらない場所に置き、赤くなるのを待ちましょう♬
すでに赤いトマトの場合は、野菜室で保管します。
5 ℃ を下回ると低温障害が起き、実がぶよぶよになったり風味が落ちてしまうので冷やし過ぎには注意です。
冷えすぎないようビニール袋に入れるのですが、この時ヘタが下になる向きでトマト同士がくっつかないように入れるのがポイント。
トマト同士が重なったり触れたりすると悪くなりやすいためです。
赤くなってから野菜室の保存で約 1 週間保存できます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は 食材の正しい保管方法【野菜編】をお伝えしました。
保管方法の中には少し手間な作業もありますが、その一手間を加えることで栄養も新鮮さも保ったまま長期保存ができるんですね。
できることなら食費を抑えて、なるべく効率的に野菜を使いたいですよね。
食材の正しい保管方法を実践することで、上手にお野菜を使っていきましょう!