【過去問から分析】ここだけは押さえたい!メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の頻出ポイント③

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ここだけは押さえたい!メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種 頻出ポイント


テキストを買ったけど、全然読む気が起きない・・・
勉強しているけど、情報量が多すぎて頭に入らない・・・


そんな、勉強に行き詰まっているあなたへ。

今回は、メンタルヘルス・マネジメント検定 Ⅱ 種 (ラインケアコース) に独学で合格した私が、ここだけは押さえたい!頻出内容&ポイント箇所についてお伝えします。

図や画像を交えて解説しますので、ぜひ何度も目を通して知識のインプットにお役立てください。

今回は、第 3 章の内容を取り上げます。
第 1 章から学びたい方は、こちらからお読みください👇

ここだけは押さえたい!メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種 頻出ポイント

【過去問から分析】ここだけは押さえたい!メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の頻出ポイント①

第 3 章の内容

Ⅱ 種 (ラインケアコース) の第 3 章は、「職場環境等の評価および改善の方法」という題目です。

主に、以下の内容が出題されます。

  • 職場環境などの評価方法
  • 改善の方法 ・・・など

     

ここからは、テキストの項目に沿ってそれぞれ「ここだけは押さえたい」ポイントをまとめていきます。


必ず押さえる!頻出内容

職場環境などの評価方法

第 3 章では、"職場のメンタルヘルスケア改善" を管理監督者としてどう進めていくかを考えます。まずは、働く人のストレス原因となり得る具体的な職場環境について理解しましょう。


ストレスの原因となる職場環境の考え方

厚生労働省の「労働者の心の健康の保持促進のための指針」によると、「職場レイアウト、作業方法、コミュニケーション、職場組織の改善などを通じた職場環境等の改善は、労働者の心の健康の保持増進に効果的である」と記されています。

かつては、各個人への対応が重点的に行われる傾向のあったメンタルヘルス対策。しかし、近年の状況をふまえ、「メンタルヘルスケアは環境と個人の両面から対応することが大切」だと考えられるようになっています。

実際、職場改善を主体にストレス対策を行う動きは、世界的に見ても大きな流れになっています。
ILO (国際労働機関) が世界各国の職場ストレス対策の成功事例を集めたところ、事例の半数以上が職場改善や組織の再構築などの対策だったのです。

あわせて ILO は、個人向けアプローチの効果は一時的・限定的であることに比べ、職場環境などの改善を通じた対策の方がより効果的であると伝えています。


仕事のストレス原因の具体的内容

仕事においてストレス原因となる要因はさまざまありますが、大きく分けると以下の 3 つに分類することができます。


ポイント画像3-1


上記の中でも特に心の健康と関連が深いものとしては、以下の 3 つが挙げられます。

  • 仕事の要求度 (仕事の負荷、責任)
  • 仕事のコントロール (労働者自身の裁量権や自由度)
  • 職場の上司や同僚の支援 (職場の人間関係)


この 3 つの原因については、検定試験でよく登場する情報なので、しっかりと頭に入れておきましょう。


ストレスの評価方法

職場のストレス状況を調査・評価するためによく使用されるのが職業性ストレス簡易調査票です。
この調査では、ストレス反応だけでなく職場のストレス要因や修飾要因も同時に評価できます。また、さまざまな業種で使用できるため、職業性のストレスを把握するのにとても便利です。

調査を実施したら、「仕事のストレス判定図」を作成します。
「仕事のストレス判定図」とは、①仕事の量的負担、②仕事のコントロール、③上司の支援、④同僚の支援 の 4 つの尺度で評価をするものです。職場のストレス要因が、従業員のストレスや健康リスクにどの程度影響を与えているかを判定することができます。


引用:http://mental.m.u-tokyo.ac.jp/jstress/hanteizu/index.htm


仕事のストレス判定図は、「量ーコントロール判定図」「職場の支援判定図」の 2 つで構成されています。
また、判定図にある斜めの線は、仕事のストレス要因から予想される疾病休業などの健康問題リスクを標準集団の平均を 100 として表しています。

例えば、図から読みとれる健康リスクが 150 だった場合、その部署で健康問題が起きるリスクが全国一般と比べて 50% 大きいと判断でき、対策が必要であることが把握できます。


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改善の方法

ここでは、職場環境改善の方法や利用されるツール、具体的な改善活動の進め方を理解しておきましょう。


ラインケアとしての職場環境改善

現在では、日本国内のさまざまな職場でストレス対策が行われており、その経験やナレッジが豊富に蓄積されています。
実際の職場環境改善に役立った具体例として、以下の内容が挙げられます。


  • 毎朝ミーティングを行い、職場内のコミュニケーションを活発にする
  • 週 1 回、ノー残業デーを設ける
  • フレックス制の活用を進める
  • 管理職に、デスクワークの日を設ける
  • 係長クラスへ裁量権を一部移譲し、業務の効率化を図る
  • 多能工化を図り、最低 2 名が同じ作業を担当できるようにする
  • 1 日 2 枠のメンタルヘルス相談枠を設ける ・・・など



利用されるツール

職場環境改善に取り組むにあたっては、管理監督者による改善、人事労務部門による改善、産業保健スタッフによるものなど、方法が多岐に渡ります。

ラインケアで改善活動を行う際は、いくつかのステップをふむことが必要です。その場面で役に立つのが、職場環境改善のためのヒント集 (メンタルヘルスアクションチェックリスト) です。

こちらは現場で利用しやすい 6 つの領域・30 項目に分類し、チェックリストとしてまとめられたものです。
このチェックリストを活用して職場のメンバーがグループ討議を行い、職場環境の改善に向けた計画の作成と実施を行なっていきます。

職場環境改善のためのヒント集は、「現場ですぐに既存の資源を活用しながら低コストで改善できる優先対策をチェックできる」ことに特徴があります。
職場環境などについて抜け落ちなくチェックすることが目的ではありません。重要なポイントをメインに点検し、その後の話し合いで参加者のアイディアを膨らませるためのチェックリストとなっています。

6 つの領域・30 項目の中からいくつかをピックアップして以下に記載しましたので、ぜひ参考に見てみてください。


ポイント画像3-2



おわりに

今回は、第 3 章「職場環境等の評価および改善の方法」の中からポイントをまとめてお伝えしました。

みなさん、合格目指して頑張りましょう!

\ 公式テキスト /



第 4 章「個々の労働者への配慮」については、こちら👇

ここだけは押さえたい!メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種 頻出ポイント

【過去問から分析】ここだけは押さえたい!メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の頻出ポイント④

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この記事の内容は執筆者個人が独自にまとめたものであり、この記事の読了によってメンタルヘルス・マネジメント検定 種 に合格することを保証するものではありません。
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